ToshiyaのGuitar Technic Tips3 (For Average)

・ハイコードの練習を踏まえて
ティップス2のハイコードの練習はいかがだっただろう?
理屈を覚えてしまうと、そう難しい事でもないだろう。
ここまでのコードを覚えてしまった君はもうアベレージプレーヤーと言っていいだろうね。
もちろん、ハイコードを押さえられたから、ギターは完全にマスターした!というわけではない。
ここから様々なテクニックを覚えて、それを交えながら君の音を作っていくわけだ。
だから、必ずプロが弾いている方法で弾かなくてはならない、なんて事は考えなくていい。
もちろん、プロが弾いているテクニックを習得する事は大事だが、それが絶対の正解で、そのように弾かないからその曲を弾けないというわけではないのだ!(多分)

というわけで、早速ハイコードを使って曲を弾いてみよう。

・夜空の星 (加山 雄三)
なつかしいねー!今時の若手は知らないかな~(汗
寺内タケシ氏のギターがなんとも言えない素敵な曲だが、一人で弾けるようアレンジしてみようか。
使うコードは以下のものだ。
Dm A7 F Gm
C Bb E7  
 

ここに出てくるコードはみんなTips2で説明した形だが、Fだけ説明してなかったね。これは、ローコードのCを5フレットへ持ってきたものだ。
DmはAmが5フレット移動したもの、A7はE7 が5フレット、GmはEmが5フレット、CはAが3フレット、BbはEが6フレット、E7はA7が7フレットと、単純にこういうことだ。
じゃ、やってみよう

夜空の星

イントロ:Dm/Dm/Dm/A7
※ ジャカジャーン、ジャカジャーン、ジャカジャーン、ジャンジャカジャンジャカジャン!と弾いてみよう。

Dm      F    Gm   A7    Dm    Bb  A7  Dm
僕の行く・・・ついて おいで よ~  夜空・・・ 星が ひか る~
  Dm        F    Gm A7   Dm    Bb   A7   Dm
どこま・・・二人で 歩いて ゆこ う~ 恋人・・・ ひいて あげ よう~
Dm  C    Dm   C    Gm  Dm   E7   A7(ジャンジャカジャンジャカジャン!)
約  束  しよう つなぎ あった 指は はなさ・・・
   Dm      F   Gm  A7  Dm      Bb    A7  Dm
泣かないで・・・ 僕が いる ぜ  涙なんて・・・ 笑って ごら ん~

ソロ(後記)

2番 繰り返し

End  Dm/C/Dm/C/D

さて、どうだろう。感じはつかめたかな?

コツ:
・最初のDmからFに移動するところ、これは小指だけを3弦7フレットから5弦8フレットへ移動させると楽だ。
・FからGmへ移動する時はすばやくバレー(セーハ)を3フレットへ移動し、薬指と小指で5弦5フレット、4弦5フレットを押さえよう。
・夜空~のところでDmからBbへ移動する時は、1フレット上をバレー(セーハ)して、中指薬指小指は1弦上へ移動する。ここは中指と薬指小指の関係を体得していると、中指だけでスパッと決まりやすくなる。つまり、ローコードのAmとEを体得していれば、これは1弦場所が違うだけという事で移動しやすくなる。
・約束~のところでDmからCへ移動する時は、Cの2、3、4弦5フレットを薬指だけで押さえよう。無理なら小指を添えてもいい。


・ソロ部分に関して
エレキギターを弾くなら、やっぱりソロを入れたい。そろそろソロを!ってやつだな。
で、ソロはコードが終わったら間髪入れずに始める感じだ。
最初はゆっくりでいいから、タブ譜(下の図)なんか見ずに弾けるようになるまで体得する事だ。
え~と、次に押さえるのは・・・なんてやってたら、ソロプレイはおぼつかないぞ。







以上だ。頑張ってくれ!


・・・え、冷たい?

ん~、では少しコツの説明を。

まず、最初のタブ譜だけれど、見てみると、最低音は3弦7フレットだな。だから、7フレットをバレー(セーハ)してしまおう。
ソロになると、本当にバレーが上手くできているかが一目瞭然だ。バインと音が響かなければ、やはりバレーできていない証拠だ。
上手く7フレットがバレーできていれば、後は10フレットを担当するのは小指、8フレットを担当するのは中指、と単純化できる。
で、押さえる指の説明だが、指の名前は英語で、

親指:Thumb
人差指:Forefinger
中指:Middlefinger
薬指:Ringfinger
小指:LittleFinger

というわけで(俺も辞書引いたぞ!勉強になったっ!)、それぞれt、f、m、r、lと記述する。
(俺がカッコつけて決めたんじゃないぞ、多くのタブ譜でこう書かれてるんだ!)



次のフレーズでは、8フレットが最低だから、8フレットをバレーしちまおう。なぁに、1フレット上げるだけだ。



そして最初を繰り返し


どうだろう、少しは簡単になっただろうか。
本当はチョーキング(弦を押さえた指を上や下に動かして1フレット分音を上げる)したりして弾くんだ。そうすると9フレットを押さえたまま、10フレットの音を出したりできる。
まぁ、このタブ譜でもそれらしい音は出ると思うので、やってみてくれ。
そして、伸びる音がある場合は、必ずビブラートをかける(コードを押さえた左手を揺らして音に変化をくわえる)事に気をつけながら弾いてくれたらさらに感じが良くなると思う。

ソロプレイはコードプレイと違って、ギターが歌うように弾くことだ。だからリズムを外したり、ミスすると悲惨だ。
人前でプレイする時は、十分に練習を重ねてから挑戦だ!
それでは、頑張って練習してくれ。
わからなければ、お店に飲みにきてくれ。ホンチャンで説明しよう!

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